風 景

大 分


 明正井路一号幹線一号橋


   訪問日


 2015年 5月


詳 細


 大分県 竹田市にあるの水路橋で、国内最大規模の水路用石造アーチ橋です。
 明正井路一号幹線一号橋(めいせいいろいちごうかんせんいちごうきょう)と読みます。
 また、橋の名称板にあるように明正井路第一拱石橋(めいせいいろだいいちこうせききょう)とも呼ばれています。

 1924年(大正13年)に竣工した明正井路一号幹線の一部で、橋は1919年(大正8年)に完成しました。
 明正井路は江戸時代末期に構想され、明治に計画し、大正で着工・完成した総延長175kmに及ぶ大規模な灌漑用水です。
 起伏が激しく、多くのトンネルと大小17基の水路橋が建設されました。
 資金難や難工事、戦争による資材不足など幾多の困難に直面しながらも建設が続けられ、開田面積約402haという広大な
 面積を潤す重要な水路となりました。 
 
 構造は6連石造アーチ橋で、橋長78.0m、橋高13.0m、幅2.8m、アーチ幅10.7mとなっています。
 下には緒方川が流れていますが、川は1連で跨いでおり他の5連で谷を跨ぐ構造となっています。

 2002年、平成14年度 土木学会による選奨土木遺産に認定されました。


行き方


 竹田市内より県道8号線、または国道57号線より県道639号線(豊肥本線 玉来駅付近)を通り県道8号線へ行きます。
 県道を跨いでいるのですぐに分かります。橋の竹田市内側に駐車場があります。
 県道8号線、639号線からは白水ダムに行けます。ダムへの通り道なのでついでに良いかと思います。






2連目で県道を跨いでいます。




アーチの上に水路部を載せる構造です。








アーチの裏側。
基礎部に土木遺産認定プレートが付けられています。




重厚で堅牢な造りです。




県道の旧道から。
並行しているので横から見れます。




緒方川を跨いでいます。




橋の中央に名称板があります。
















今でも水が流れており灌漑用水として使用されています。








全景。






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